2016年8月
CPV35ロムチューン
35スカイラインやZ33はチューニングベース車両としては
手ごろになってきました。
NAなのでロムチューンだけでは激変はしませんがカムタイミングの見直しや
空燃比や点火の見直しで楽しい車両になります。
スロットル系はハイスロットルにもできますがレスポンスが良すぎて
扱いずらくなるので若干の変更にしました。
この車両は初期の2ドアでIDはAM900でした。
Z33前期も同じでO2センサーがワイドバンドじゃない為に空燃比計を取り付ける
必要があります。正確には左右2つの空燃比計を付けた方がいいけど・・・・
そこまで手間をかけただけのメリットはないですね。
セッティングする場合は手間をかければその分料金がアップするので空燃比計は
片側の純正O2を外して空燃比計をセットしています。全開時の空燃比確認の為
だけです。純正O2は外しても配線を繋げてあればチェックランプは点灯しません。
低負荷の学習が異常な為低負荷、低回転はの空燃比は無視します。
最終的には純正O2センサーに戻し実走にて学習させて終了です。
デミオ排ガスチェック
DPFをストレートにし黒煙を抑えたチューニングデータができたので
排ガスをチェックしてみました。
認証工場ならガソリン用のテスターはありますがディーゼル用の
オパシメーターはさすがに持ってません。
でも指定工場なら持ってるはずです。弊社の指定工場に確認すると
ありました。高価な機材をウチでも持ってるとは知らなかった!?
ディーゼルエンジンは黒煙をチェックして車検の合否を決めますので
指定工場なら無いと車検できないからね。
マフラーにパイプを突っ込んで2秒間?アクセル全開で計測します。
DPFをストレートにしてるので車検は無理な事は解っていましたが
どの位のレベルなのか知りたかっただけです。
年式や車種によって基準データが違いますが、この年式は0.4以下だそうです。
それが2.5・・・・
この数値は規制前の年式なら合格するレベルだって!
ウチの検査員に「これじゃダメ?」って聞いたら「全然ダメです」だって!
DPFストレートパイプは完全な競技用ですね。
一般公道では使用不可なパーツです。ノーマルに戻しましょう。
デミオDPFストレートテスト最終
DJ5FSデミオのチューニングでネックになるDPFをストレートにして
テストを繰り返しようやく納得できました。
おさらいですがディーゼルターボのデミオはECUのデータ書き換えで大幅に
パワーアップとトルクアップが可能です。
100馬力のエンジンが140馬力前後になるんですから別物ですね。
パワーアップしたエンジンがネックになるのがDPFの再生が多くなってしまう事。
燃費にも関係するのでバランスが大切です。
燃料を濃くすればパワーアップしますが、一定以上濃くすると黒煙が多くなって
DPF再生が入ってしまう事になります。
今回はそのDPFをストレートにしてテストしていました。
やはり黒煙との戦いです。
黒煙が出ない(少ない)空燃比でセットすればDPFの再生もノーマルと変わらない?
そんな発想です。
シャシダイと実走を繰り返し納得できるデータができました。
DPFストレートの結果は、ブースト圧の変化はなし、当然パワーも変わりません。
ブーストの立ち上がりが若干良いのと、高回転でタレが少なく感じる位です。
そして黒煙が多くチェックランプ対策が必要です。あんまり良いところ無しかな?
そうそうDPFの再生は入らないので燃費は良いです。
その後、タービン後にある第一触媒をストレートにしてみました。
これもあんまり効果ないかな?
それよりも制御が入って乗れません。白煙もくもくになってしまいました。
タービンブローかと思いました。
確かじゃないかもしれないが定期的にDPF再生が入る感じ?
DPFがストレートなのにDPF再生中は当然ですが白煙もくもくになりますね。
マフラーからはディーゼル燃料の匂いでした。
この対策は解らないまま第一触媒はノーマルに戻すことになりました。
そして最終的に黒煙が少ない空燃比にセッティングしてデミオディーゼルのECUの
開発はひとまず終了です。
店舗に問い合わせして頂いてる方は、ようやく受付を開始しようと思います。
R35GTRリセッティング
お盆最終日
送り盆ですが家は任せてお仕事です。
35GTRは秋田県から来て頂きました。遠方より大変ありがとうございます。
お土産まで頂きありがとうございました。
サクションキットとフロントパイプが変更になってリセッティングしました。
特に大きく変更する所は無かったのですが空燃比と点火時期をつめてみました。
暑いのでパワーは期待できませんでしたが600馬力オーバーです。
クルーズコントロールの上限値の変更とローンチ時のブースト圧を変更し
終了です。
ニスモより速いです。
今日はニスモを乗ってきました。
2015年3月納車でしたが、まだ走行距離は3600kmしか乗ってません。
リミッター解除したノーマルです。
イベント用の車両になっちゃいました。
このニスモ・・・・これからどうすっかな!?
35GTRパワーチェック
今日は迎え盆ですがセッティングの予定が入ってたので
「仕事に行くから行けないよ」って朝から仕事モードで来たけど・・・・
え!今日のセッティングはキャンセルだって!マジか・・・!
そんな訳で帰ろうと思っていたらR35GTRのパワーチェックが入りました。
35GTRじゃ俺の出番だ!って事でパワーチェックのみの仕事でした。
暑いからパワー的にはイマイチだと思いますが若干温度設定をアップして
行いました。
ブースト圧は1.1k→1.0kでしたね。ECUデータ上でのブーストアップだと
思います。ステアリングでブースト圧は変わらなかったのでecuTekじゃなかった。
それよりもタイヤがヤバイっす!
フロントの内べりは気が付かないのでたまにはチェックしてくださいね。
S14ブーストアップ
夜のお仕事が続いて今日はバテぎみです。
暑くても頑張ってお仕事であります。
今日はS14後期のブーストアップでした。
ブーストアップといってもブーコン付けてブースト上げて終了とは
いきません。シルビア系は燃料ポンプやインジェクターが不足するので
容量アップする必要があります。
この車両は後にタービン交換の予定があるのかな?ニスモの燃料ポンプに
ニスモの740ccインジェクターを取り付けました。
そしてエアフロは300馬力程度なら対応できますが吸入口が小さいので
80パイの35エアフロに交換しました。当然ですがインジェクター、エアフロ
交換したからにはECUの書き換えセッティングが必要になります。
また、インタークーラーを前置きにする事も重要です。ノーマルのインター
クーラーではブーストアップ程度でも容量不足の為、高回転で吸入温度が
上がってノッキングがでます。点火時期を遅角させればノック対策にはなるけど
パワーダウンにもなるのです。
ブーストアップでも色々と交換パーツがあるシルビア系ですが別物のエンジンに
なるのも楽しい所ですね。
NISチューン導入により、セッティングが時間短縮でき精度が上がっています。
ノーマルで乗っても価値がある車両になってきましたがブーストアップ程度で
より楽しい車になるでしょう。