mazda
常連さんならロータリーもやります
低気圧と体調は関係する?
最近は天気が悪いと体調が悪くなる気がします。
そんな話も聞いた事はあるんですが、気のせいだと認めていなかったが
どうやら気圧の変化と体調は関係あるようです。
体調もセッティングで気圧補正ができればいいのですがね!?
さてセッティングで一番ドキドキしてフルスロットルで回すのが
ロータリーエンジンです。過去に何度かセッティング中のエンジンブローを
経験しお客様からの依頼はお断りしています。
寿命が短いと言われているロータリーエンジンも愛され続け、乗り続けている
FD3Sオーナーがいらっしゃいますので、エンジン製作からセッティングまで
やらせて頂いております。
プラグの失火だけでエンジンブローする場合もあるため回す前には必ず
新品のプラグに交換する事が鉄則です。
今回はブースト圧に問題があり手直しして、燃料ポンプも元気がなく燃圧低下が
あったので現状ではブースト圧は0,8kで無事に終了しました。
NDロードスターその3
実走行を繰り返しやっと満足するデータになりました。
シャシダイではできないアクセルの踏み方などで不具合が見つかる事が
あります。実走では低回転のノックが若干確認できましたので対策しました。
今回は3日間、実走→ダイノ→実走をして良いデータ取りができました。
NDは克服できましたね!バッチリ把握しました。
1500ccの高圧縮エンジンを制御するには、それなりのノーマルデータになっています。
ノック対策は点火時期だけじゃなくVVTも関係してる事
空燃比は通常のマップはほぼ関係しない事
全域で学習してるし、ノックリタードが素早く正確に反応する事
などなど色々と勉強させて頂きました。
また、クローズドループ(通常走行)では空燃比14.7を学習しオープンループ
(加速増量時)は12.5付近にしてる事で、切り替え時のアクセル開度を何%に
するか?など・・・意外と遣り甲斐がありました。
NAですので極端にパワーアップしませんが楽しい車ですね。満足です。
NDロードスターその2
いよいよダイナパックにセットしパワー計測&データ取り!
社外空燃比計もセットし純正O2からの空燃比計との誤差も確認しました。
今回は全開域だけですがNCやNDのロードスターにはオープンループと
クローズドループの切り替えポイントもあるので実走行で最終的には煮詰めます。
燃費も気にするとなると2000回転以下は極端に変更できませんのでレスポンスは
期待できなくなります。またレスポンスを良くする事もできそうですがノッキングの問題が
でますからねぇ~
で、まずは社外データが入ってる状態でパワーチェックしました。安定するまで何度か
回す必要がありました。そして4速計測ですが2000回転以下はノッキングの嵐!
色んな踏み方でログを取ってみました。
そしてノーマルデータのリミッターカットのみを書き込んでパワーチェックしてみました。
さすがにノーマルを書き込んだらレスポンスが悪いけどノッキングは出ませんね。
そうそう社外の空燃比計との誤差は、ほぼありませんでした。純正空燃比は当てにできまね。
良くできてる純正ECUは全域で学習してる様です。マップの数字の空燃比に即してくれます。
インテーク側の多少の変更なら問題ないようです。
点火時期もノックリタードが入りますので極端に進角できませんでした。
とりあえず全開域の結果はこんな感じです。
何度も書き換えし各マップを変更したのでパワーアップさせる事はできました。
明日は1日実走行して終了させたいな!?
NDロードスターその1
NDロードスターのセッティング依頼を受けて現在データを収集しています。
この車両は社外のECUに変更した車両ですが2000回転付近でノッキングが
発生してしまう事、燃費走行しても燃費が悪くなった事、などで依頼されました。
書き換えは可能ですが過去のデータがありません。なので一からの制作に
なります。
現状の社外データは確認できませんので実走でロガーを残しました。
これからの段取りはダイナパックで現状のパワー計測しノーマルデータに戻し
パワー計測しデータを収集してからデータ変更していく予定です。
高圧縮のエンジンなのでバルブタイミングでノッキングを防止してる感じです。
低回転でノッキングが出てしまうのはバルブタイミングが大きく関係しますし
パワーアップに影響する点火時期も遣り甲斐がありそうです。
まずは純正O2センサーからの空燃比がずれてないか確認するためにセンサー
ボスを増設し社外空燃比計との誤差を確認してみます。
EXマニを外してセンサーボスを溶接しますので作業待ち・・・
デミオDJ5FS
スカイアクティブディーゼルターボのデミオ、CX3のコンピューターチューニングも
定番化してきました。大幅にパワーアップする事が人気なのでしょう。
でも燃費とのバランスも重要です。ディーゼルエンジンは燃料を濃くすればパワーアップ
してくれますが、濃くする事で黒煙も多くなり環境問題になるしDPFが装着されてればDPF
の再生頻度が短くなって結果的に燃費が悪くなってしまいます。
この辺のバランスが重要になってきますね。
この車両はDPFをストレートにした事でチェックランプ対策をしました。
DTCエラーコードはP244A(DPF圧力センサー異常)が出ていました。また、すぐには出ないが
しばらく走行するとP049B(EGR導入不足)でチェックランプが点灯する場合があります。
この辺のチェックランプ対策が必要になってきます。
これでDPFの再生は、ほぼ入らなくなるけど黒煙対策が必要でパワーを上げれば黒煙が多くなるし
空燃比を薄くすればパワーアップしない・・・・
最終的にバランスをとった結果がこちらです
赤のラインがノーマルなので別物ですね。高回転をもう少しって所ですが黒煙とのバランスなので
しかたがないところです。
CX-3も楽しい車
最近の営業車はデミオから出世してCX-3になりました。
開発がひとまず終了したデミオはN部長が乗ってますが、そのうち耐久レース
車両として没収されることと思います。
デミオより若干高級?になった感じのCX-3ですが走りはイマイチで楽しくなく
失敗したかと思ってましたが、色々と各メーカーから協力を頂いてカッコよくなり
ました。
コンピューターチューニングも開発が終了しパワーアップ!ブリッツさんの車高調でSUVらし
からぬ車高に変身。マフラーもフジツボさんに協力頂き、ひとまず終了かな?
乗って楽しい車になりました。アルミホイルはウェッズさんです。ありがとうございました。
(ちなみにパワハラは使ってませんし、ただじゃありませんから)
マフラーは、ほぼストレートなのに静かです。このエンジンはマフラー無しでも
乗れちゃうくらい静かですよ!見た目もかっこいい!
CX-3 DK5AW
デミオのスカイアクティブディーゼルターボに続き、同じエンジンのCX-3を
購入しテストしておりました。
小さ目のSUVでちょうどいい大きさです。SUVなので4WDのATを選択しました。
ただ内装はデミオとまったく同じ!?デミオをワイドにした感じです。
もちろん車重は重くなるので走りはデミオには劣りますね。外観は好みがあると
思いますが、面構えが好きです。なんだかチーター?ヒョウ?だったかの面構え
らしいです。
デミオと同じエンジンなのでパワーは同じながら若干ブーストを上げてトルクを
大きいくした様です。でもノーマルではイマイチパワー不足を感じてしまいます。
そこでコンピューターチューンで手軽にパワーアップを狙いました。
その前にノーマル時を把握しましょう。
ノーマルでは水温計が無い為、水温が何度か把握できません。水温の目安は
青色のランプが消灯すると暖機終了ですかね?その時の水温は41度です。
暖機だけでは水温はなかなか上昇してくれません。80度以上にするには5km
程度走る必要があります。そしてDPFの再生中でなければ60度前後でアイドリング
ストップのランプが点灯します。逆にアイドリングストップのランプが点灯しない又は
走行中に消灯した場合はDPFの自動再生中って事になります。
DPFの再生は20分前後走行すると終わります。その時の燃費は悪化しますので
燃費メーターで確認できます。DPFの再生は200km前後で入りました。走行条件に
よって変わってきます。高速走行ではDPF再生は頻繁に入ります。要するに全開が
多くなるとDPF再生が多くなるし燃費ももちろん悪くなるって事になります。
2000回転以下の燃費走行してもDPF再生は入ります。チョイ乗りの水温が上昇しない
運転には適さないエンジンかもしれません。エンジンを切ってファンが回ってる時はDPF
が再生中です。再生が終わらないままの走行を続けるとDPFのランプが点灯する様です。
点灯した場合は少し回転を高めに走行(全開じゃない)すると早めに再生が終了します。
その事を把握した上でコンピューターチューンをしないとDPFの再生が頻繁に入る事や
燃費が悪くなるので、空燃比を濃くしてパワーアップさせる又はレスポンスアップさせるのは
シビアになってきます。
ノーマルで一番気になるレスポンスの悪さですが、2000回転以下の空燃比を濃くして
あげればレスポンスはアップします。ですが通常走行で一番使う回転なので燃費も悪化し
てしまうので妥協は必要だと判断しました。
実際にデミオでDPFをストレートにしてテストした結果、黒煙(PM)が多くなる空燃比は
17以下です。高負荷時の空燃比が15前後ならパワーアップしますが黒煙も多くなって
DPFの再生が頻繁に入って燃費が悪化します。DPF再生の間隔が短すぎるとDPFの
ランプが点滅してしまう事になり、そのままにしておくとチェックランプが点灯する流れに
なってる様です。
最終的にできたデータは、ほぼデミオと同じですが2000回転以下は燃費を考えた
データでレスポンスアップはカムタイミングでカバーしています。
若干のブーストアップで最大で1.8k程度まで上がって回転と共に1k程度まで垂れる
感じですね。トルクは6k程度、パワーは32馬力程度のアップです。
パワーグラフの赤色はノーマル時の3速計測でノーマルの馬力に近くする様にダイノパックを
セットしました。緑のラインが最終的にできあがったデータです。
この仕様で高速道路はストレスなくブッチギリ?高速移動も楽チンになりました。
デミオDJ5AS
定着してきたデミオディーゼルのロムチューンです。
今回はDJ5ASの4WDのATでした。
ATなので実走行がメインになりますが空燃比計を取り付けてパワー計測もします。
ノーマル時のパワーを計測しロムチューン後のパワー&トルクの変化を確認します。
今回4WDは初めてだったのですが、ノーマル時は4速での計測ではダイナパックの
負荷が大きいのか?4000回転付近から回りませんでした。
しかたなく3速での計測です。これがちょうどカタログデータに近かった。
ブースト圧が最大で1.5k位がノーマルです。ブーストマップの変更で最大で1.75k
程度まではブーストアップが可能ですが、回転とともにブースト圧のタレは抑えられません。
そして燃料も濃くすればパワーが上がってきますが濃すぎると黒煙が発生しDPFの再生が
頻繁に入るようになってしまいます。DPF再生中は燃費がどんどん悪くなるので空燃比の
加減がチューナーの腕?になってきますね。
デミオでサーキット走行する方は少ないと思います。当然パワーと燃費のバランスが必要
になってきます。
燃料関係のマップだけでも10面以上あるので色々と把握する必要があります。
ちなみにガソリン車のアイドル時の空燃比は14.7付近でターボ車のフルブースト時で11位
ですよね。マツダスカイアクティブディーゼルはアイドル時は25~30付近で全開時は18位
です。(ノーマル時)
4WDでも良い結果を残せました。
やっぱデミオディーゼルターボは楽しい車です。
個人的な意見ですが通勤快速で軽自動車にするかハイブリットの燃費をとるか悩んで
いるのだったっらスカイアクティブディーゼルをお勧めします。